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C&W/埼玉県加須市で2.7万m2の物流施設を着工

2023年04月28日/物流施設

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は4月27日、埼玉県加須市で物流施設「LF加須」を着工したと発表した。

<外観パース>
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LF加須は2024年5月の竣工を目指している。

LF加須の計画地は、東北自動車道「羽生」ICから約5.1km、同「加須」ICから約5.8kmに位置しており、東京都心まで車で60分、東北道及び首都圏全域へのアクセスが良好で、広域配送拠点として交通利便性に優れている。市街化調整区域内に立地しているものの、都市計画法第34条第12号の区域指定により、適法に賃貸用物流施設を開発することが可能であり、倉庫業法に基づく営業倉庫登録も可能。また、加須・大利根工業団地に近接しており、24時間操業が可能な立地だ。

施設の特徴では、約2.7万m2の敷地に地上2階建ての物流施設として建設する。柱スパンは間口11m×奥行10.5m、倉庫の梁下有効高さ5.5m、床荷重1.5t/m2を確保し、荷物用エレベーター及び垂直搬送機を各4基実装する。

テナント区画は、一棟貸し、または、2分割に対応可能で、駐車場105台、大型車待機スペース14台設置する計画だ。さらに、倉庫全館に空調を導入することに対応可能な電気容量を予め確保するなど、様々な物流ニーズに対応可能な施設としている。

開発する施設は、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aランク認証の取得などサステナビリティの導入を積極的に進めていく。また、受変電設備の設置高さの嵩上げを計画するなどBCP対策を行う。

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメントの田中 義幸社長は「このたび、LF加須の着工を無事に迎えられたことを大変嬉しく思う。この施設は様々な使い方に対応できるよう計画されており、利便性に優れた立地とあわせ、多様な物流ニーズに応える広域配送拠点になるものと期待している。今後もCWAMは高機能な物件を供給することにより、地域経済の発展と産業振興に貢献していく」と述べている。

■施設概要
施設名:(仮称)LF加須
所在地:埼玉県加須市上樋遣川
土地面積:約2万7000m2
用途地域:市街化調整区域(都市計画法第34条第12号区域)
延床面積:約2万7000m2
構造:地上2階建て、鉄骨造
着工:2023年4月
竣工:2024年5月(予定)
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証(予定)
設計施工:サンエス建設
コンストラクション・マネジメント:アクア

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