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SGHD/3月期の売上高9.7%減、営業利益13.1%減

2023年04月28日/決算

SGHDは4月28日、2023年3月期決算説明会をオンラインで開催した。同会には、同日の定時取締役会で次期社長に内定した松本秀一代表取締役も出席し、説明会に先立ち「大きな責任を感じていると同時にグループのこれからの成長にリーダーとして関わることに期待している。社会インフラを担う本当の意味での真価を発揮するため先入観や過去にとらわれることなく、ステークホルダーと意見交換をしながら、取り組んでいきたい」と挨拶した。

<説明会の様子 左から、中島俊一 取締役、松本秀一 代表取締役、川中子勝浩 取締役>

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続いて、川中子勝浩 取締役 経営企画担当が決算概要について説明。2023年3月期の売上高は1兆4346億900万円(前年同期比9.7%減)、営業利益1352億7500万円(13.1%減)、経常利益1379億4100万円(13.9%減)、親会社に帰属する当期純利益1265億1100万円(18.5%増)となった。

セグメント概況としては、デリバリー事業では、経済社会活動の制限緩和やEC市場規模の拡大等を背景に宅配便の取扱個数は堅調に推移したが、第3四半期後半以降、荷動きが鈍化したことにより、売上高は1兆473億円で対前期比(0.4%増)、営業利益は997億7400万円(7.0%増)となった。

ロジスティクス事業では、サプライチェーンの混乱が招いた米国内での過剰な在庫水準の継続等により、海上・航空貨物の取扱量は大幅に減少した。一方、国内ではGOALによる包括的なソリューション提案等により、新規案件を受託するなど堅調に推移した。この結果、ロジスティクス事業の売上高は3148億7700万円(前期比 34.0%減)、営業利益は192億 3900万円(同 60.3%減)となった。

また、中期経営計画についての進捗状況についても説明。川中子取締役は、「中計作成時から社会的な環境変化はあるが、2024年も重点戦略10項目を継続的に取組み、社内外リソースの強靭化、成長基盤の確立を進める。短期的には従業員やパートナー企業の給与引き上げや適正運賃収受、中長期的には自動化・省人化投資などコスト構造を抜本的に変革し、競争優位創出のための投資を行っていく」とした。

次期は、売上高1兆3800億円(3.8%減)、営業利益1055億円(22.0%減)、経常利益1065億円(22.8%減)、親会社に帰属する当期利益715億円(43.5%減)を見込んでいる。

 

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