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大和ハウス/北海道北広島市に2.0万m2のマルチ型物流施設着工

2023年06月08日/物流施設

大和ハウス工業は6月9日、北海道北広島市の「北広島市輪厚(わっつ)工業団地」内において、マルチテナント型物流施設「DPL札幌南IV」を着工する。

<外観パース>
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同社は、道内において、マルチテナント型物流施設「DPL札幌東雁来」(満床)「DPL札幌レールゲート」やBTS型物流施設など合計10棟、総延床面積約30万m2の物流施設の開発を手掛けてきた。2015年には、札幌市に隣接する北広島市の「北広島市輪厚工業団地」内の約20万m2の用地を「D-Project Industry 札幌南」として取得し、マルチテナント型物流施設「DPL札幌南I」(満床)「DPL札幌南II」(満床)「DPL札幌南III」(2023年8月竣工予定)の開発を進め、このほど工業団地内4棟目となる「DPL札幌南IV」を着工することとなったもの。

この施設は、道央自動車道「輪厚スマートIC」「北広島スマートIC」に近接していることに加え、札幌市街地から約22kmと、降雪時も市街地へ安定した配送が可能な距離に位置している。また、道央自動車道を利用することで「新千歳空港」や「苫小牧港」「小樽港」へもアクセスしやすいため、札幌市街地への近距離配送だけでなく、国内外の広域輸送や物流拠点としても優れた立地となっている。

また、この施設は、2テナントが入居可能なマルチテナント型物流施設で、平屋建てで両面トラックバースを採用。2.5tフォークリフトにも対応した設計となっているため、効率的な物流オペレーションやテナント企業の幅広いニーズにも対応可能だ。あわせて、冬期の雪の吹き込み対策として、トラックバース前方にシャッターを設置するなど、地域特性にも考慮した設計とした。

なお、マルチテナント型物流施設は、テナント企業が建設費や維持管理費を抑えて物流事業を展開できることが特長で、BTS型物流施設と比べて事業開始までの期間を短くすることができ、多様化する物流ニーズに対応した、よりスピーディーな事業展開が可能。

<広域地図(左)と詳細地図>
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■建物概要
名称:「DPL札幌南IV」
所在地:北海道北広島市輪厚工業団地一丁目3-4、3-5
交通:道央自動車道「輪厚スマートIC」から約3km、道央自動車道「北広島スマートIC」から約5km
敷地面積:2万9804.93m2(9015.99坪)
延床面積:2万160.00m2(6098.40坪)
賃貸面積:2万43.14m2(6063.05坪)
入居テナント数:最大2テナント
構造・規模:鉄骨造・平屋建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業
設計・施工:JFEシビル
着工日:2023年6月9日
竣工予定日:2024年5月31日

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