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ダイワコーポレーション/ロープレで若手社員が新入社員研修実施

2023年06月13日/3PL・物流企業

ダイワコーポレーションは6月13日、若手社員を対象に社長直下の採用プロジェクト「和く和くプロジェクト」を実施しているが、その活動のひとつとして、リーダー世代と呼ばれる社員9名が5月24日に新入社員研修の1コマを担当し、講師を務めたと発表した。

<リーダー世代と呼ばれる社員9名が講師を務める>
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<ロールプレイングで報連相>
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「和く和くプロジェクト」とは入社2年目から4年目までの若手社員が新卒採用を行う社長直下の採用プロジェクト。2016年卒採用(2014年度)より始まり、昨年8月からは9代目が活動している。「学生と年齢の近い社員が会社説明を行うことで身近に感じてもらい企業とのミスマッチを防ぐこと」を目的として始まり、大卒会社説明会のプログラム企画や投影資料の作成をメインに活動しているが、副次的効果としてプロジェクトを通して会社を深く理解し、ビジネススキルを学ぶことで若手リーダーとなる人財を育てる研修の意味合いも兼ねている。

新入社員研修では7月から本配属になる新入社員9名に対し、「経験したからこそ伝えられる先輩社員からのアドバイス」を2チームに分かれて担当した。約2か月前から研修内容の相談を始め、実際に困った、悩んだことについて講義を行うことを決定。倉庫管理業務を行いながら、投影資料の準備を進めた。

先輩社員として9代目和く和くプロジェクトが伝えたかったことは、 1.報連相の優先順位や伝え方を考えること、2.分からないことや疑問に思ったことを放置しないこと、3.毎日の業務で常により良い方法を模索すること、4.相手(商品の荷主やエンドユーザー、一緒に働く派遣・パート社員)の気持ちを考えることの4点。

まず、不明点を質問する際に忙しそうな先輩や上司に声をかけづらいという経験から、トラブルが起こった際の先輩社員や上司への報連相についてロールプレイングを行い、フィードバックを実施した。不明点をそのままにして自分の判断で進めてしまいミスが起きてしまうと顧客から信頼を失うことになる、という話を新入社員は真剣に聞いていた。

倉庫管理業務は扱う商品や行う手順が大きく変わらないため、同じ業務の繰り返しでマンネリ化しモチベーションが下がる恐れがある。そのため、「業務のマンネリ化に対するモチベーションの維持・向上の仕方」について折り紙を折るグループワークを交えて講義した。3人一組で手裏剣を折り、途中で条件を追加しながら制限時間内に数量を競うもの。楽しいワークでも毎日続けると飽きてしまう、だからこそ自分の意志や仕事への考え方、取り組み方がモチベーションを左右するということを新入社員は身をもって体験した。

研修後、新入社員からは「チームの大切さや仕事の達成感を味わうことができた」「1か月間の営業所研修の前に不安なことが解消され、楽しみと思えるようになった」「先輩社員と交流ができていい経験になった」との声が上がった。

同社は今後も和く和くプロジェクトを通して、同社の基本理念や大切にしている考えに共感する優秀な人財の採用と社員の育成を進めていくとしている。

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