日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は9月9日から、物流・ロジスティクスにおける女性の働きがいと働きやすさをテーマに、参加企業同士での意見交換を通じて課題解決を検討する研究会を開催する。
女性活躍の推進は、企業価値、働きやすさの向上や人材の定着・確保といった経営課題の解決につながるとされる。
研究会では、物流・ロジスティクスに携わる企業を対象に、実際に直面している課題や取り組みについて参加者同士で共有しながら、「女性が“その人らしくいきいきと働ける”=“女性活躍が推進できている”環境について考えていく」としている。
全7回の会合を行うもので、プログラムはゲストスピーカーによる講演のほか先進事例について学ぶ「インプットセッション」と、参加メンバー同士で“自職場ではどうしているか”、“どういった課題があるか”について検討するグループワーク、およびワークの結果の発表を行う「アウトプットセッション」の、2つで進行する。
インプットセッション(第2回・第4回)では、外部講師による講演や、物流現場で活躍する女性の事例紹介などを通じて、物流での働きがいや働きやすさとはなにか?を示唆。
アウトプットセッション(第3回・第5回)では、グループワークを行い、インプットセッションで得た情報について整理し、課題改善のヒントをまとめる。
また、人的交流を促進するため懇親会を開催する予定。
■開催概要
日時:2025年9月9日(火)~2026年3月3日(火)、毎月1回/全7会合、各回13:00~16:00
会場:日本ロジスティクスシステム協会 会議室(浜松町駅)
参加費:JILS会員7万7000円(税込)、JILS会員外16万5000円(税込)
定員:20名(先着順)
■対象
物流事業者、物流子会社および製造業の物流・ロジスティクス部門等で、物流現場の多様な働き方推進に意欲をもつ人、または物流現場で働く人や管理者。性別不問。
■特長
先進事例を幅広い視点から得ることができる。
多様な女性活躍のあり方と、活躍のために必要な事項の整理・可視化をする。
企業同士の学び合いを通じて、“わが社なりのやり方”を考えるヒントを見つける。
振り返りシートを通じて、自社の課題と取り組みの方向性を整理し、女性活躍推進のスタートラインの設定ができる。
■プログラム
第1回(9月):キックオフミーティング
第2~3回(10月~11月):テーマ「女性の働きがい」
第4~5回(12月~1月):テーマ「女性の働きやすさ」
第6~7回(2月~3月):まとめ・発表
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