LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





商船三井/4~6月の売上高2.8%増、営業利益3.7%増

2023年07月31日/決算

商船三井が7月31日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高3851億8300万円(前年同期比2.8%増)、営業利益244億7200万円(3.7%増)、経常利益903億6900万円(68.2%減)、親会社に帰属する四半期純利益911億5500万円(68.1%減)となった。

ドライバルク事業の売上高は954億円(9.3%減)、営業利益は263億円(41.8%増)だった。市況下落の影響で減収となるも、連結子会社で持分法適用会社GEARBULK HOLDINGに対する貸付金について過去計上していた貸倒引当金を、財務状況の改善に伴い戻し入れたことで、増益となった。

エネルギー事業の売上高は1016億円(18.8%増)、営業利益は194億円(104.6%増)だった。同セグメントでは、タンカー事業で安定的な長期契約の履行とコスト削減に努めたことや、オフショア事業で新規プロジェクトの稼働が寄与したこと等が利益を押し上げた。

製品輸送事業の売上高は1472億円(3.8%増)、営業利益は404億円(83.8%減)。このうち、持分法適用会社のOCEAN NETWORK EXPRESS(ONE)が行っているコンテナ船事業は売上高136億円(4.1%増)、営業利益238億円(89.8%減)だった。同事業では、金利高・インフレの影響に伴う欧米消費の停滞から貨物需要が低減し、スポット賃率・期間契約運賃の水準が北米・欧州航路を中心に下落し、コロナ禍の高い運賃水準からの反動で、大幅な減益となった。

通期は、売上高1兆5300億円(5.1%減)、営業利益1000億円(8.0%減)、経常利益2200億円(72.9%減)、親会社に帰属する当期純利益2150億円(73.0%減)を見込んでいる。

関連記事

決算に関する最新ニュース

最新ニュース