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日本ミシュランタイヤ/群馬県太田市に本社移転、運輸DX推進も

2023年08月03日/生産

日本ミシュランタイヤは8月3日、群馬県太田市に本社を移転し、8月1日に登記を完了したと発表した。

<新本社イメージ>
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旧本社である東京都新宿区のオフィスは縮小し、群馬県太田市に機能を統合する。従業員業務開始日は7月3日から。今後は、産官学連携を図りながら更なる価値創造を進めていくとしている。

<タイヤや車両運行管理をDX化し、生産性向上と環境にやさしい運送に繋げる>
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ミシュランは今後も「People(人)」「Planet(地球)」「Profit(利益)」の3つのPを柱に事業を推進していく。

このうち、Profit(サステナブルな貢献のための利益創造)では、従来のタイヤビジネスにおける貢献はもとより、8月1日より、群馬県下の物流企業である美松運送、車両動態運行管理のトップランナーであるドコマップジャパン、群馬大学とコンソーシアムを組み、ぐんまの運輸デジタルイノベーションの取り組みを開始した。

この取り組みはDXの力で物流業界の2024年問題(ドライバーと輸送力の不足)の解決と、環境にやさしく、荷主に選ばれる運送事業を目指すもので、産官学連携事業として2023年度の県のデジタルイノベーション加速化補助金を活用する。(テーマ名:持続可能な運輸業界の実現に向けたぐんまの運輸デジタルイノベーション ~生産性の向上・環境負荷の軽減・稼働停止の最小化~)。

また、2022年4月には、太田サイト内に積層造形技術の普及と発展を目的とした、金属積層造形「ミシュラン AMアトリエ」を開設した。技術推進を図るGAM(群馬積層造形プラットフォーム)は着実にメンバーを増やし、「群馬から世界に」発信する革新的技術の検討を進めている。また、今年4月にはドライビングシミュレータをコアにしたエンジニアリングサービスを提供するS&VLとの協業も発表し、ますますオープンイノベーションの拠点として発展するとしている。

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