三菱食品は12月5日、子会社のベスト・ロジスティクス・パートナーズ(BLP)が、亀田製菓の子会社である新潟輸送と、群馬県邑楽郡板倉町に菓子共同物流センターを、10月から稼働したと発表した。
<菓子共同物流センターを稼働>
BLPが契約している約5950m2(1800坪)の倉庫内に、三菱食品の卸売事業のDCセンターと新潟輸送の共配センターを同一建屋内で運営することで、菓子物流の効率化を図る。
<効率化へスキーム構築>
この取組みにより、メーカーから卸までの配送車両を従来に比べ年間約300台削減し、年間約14tのCO2排出量削減効果を見込む。
また併設物流センター内の庫内運営を新潟輸送に集約することで両社の物流センターに必要な庫内作業者・施設設備の共有化を図り、イニシャルコスト、ランニングコストを圧縮する狙いもある。
さらに両社の配送車両、配送ルートを一元化し、車両稼働率の改善にもつなげる。
<小売向け小分け出荷システムを導入>
<パレタイズ入庫>
なお庫内には小分け出荷システムを導入しバラ商品のピッキングの生産性を向上させるとともに、パレット物流を推進。今後、両社はバラ積み・バラ降ろしが多い菓子物流におけるメーカーと卸間の物流垂直統合を実現し、さらなる効率化と物流拡大へ取り組みを強化していく方針だ。
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