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エスライン/4~6月の売上高1.4%増、営業利益38.5%減

2023年08月09日/決算

エスライングループ本社が8月9日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高120億8400万円(前年同期比1.4%増)、営業利益1億1400万円(38.5%減)、経常利益1億5700万円(32.2%減)、親会社に帰属する四半期純利益1億700万円(31.3%減)となった。

物流関連事業の売上高は118億8600万円(1.4%増)、営業利益は2億1600万円(24.4%減)だった。

トラックによる企業間輸送を主とする輸送サービス部門では、食料品や日用雑貨品等、生活関連商品の値上げによる影響で、消費活動に力強さが見られないことや、新生活様式への転換が定着したこと等により企業間物流の貨物輸送物量が低調に推移。新たな輸送領域として、エスラインギフ内に開設した京浜港湾センターでの輸出入貨物や中部貸切業務センターでの貸切業務の拡大等、貨物輸送物量の確保にも努めたほか、3月に移転オープンしたエスラインギフ海老名支店と海老名物流センターを関東の玄関口での輸送と物流サービスの一貫物流センターとして安定稼働させるための営業活動も推進したが、全体としては減収となった。

商品保管や物流加工を行う物流サービス部門では、衣料品や飲料関連商品の販売不振により保管貨物量や流通加工業務は低調に推移。エスラインヒダが2月に岐阜県多治見地区に新倉庫を開設し、建築資材の保管と配送業務を開始。また、中部地区での交通アクセスの利便性を活かした保管・加工施設の有効活用の取り組みのひとつであるスリーエス物流とエスライン各務原での菓子類の保管と配送業務の取扱量も好調に推移したことや、スリーエス物流とエスライン郡上が新設した物流センターの増床効果等もあり、増収となった。

家電配送・設置業務や大型貨物の個人宅配を行うホームサービス部門では、2022年9月にクリエイトを子会社化し、東北地区での家電配送網の面の充実や拡大に取り組んだことや、家電量販店との取引の拡大やエアコン需要の増加等もあり、配送設置業務が増加。引越しサービスでは、エスラインギフ引越事業センターを強化し、オフィスの引越しの拡大に取り組んだことにより、全体では増収となった。

通期は、売上高520億円(8.2%増)、営業利益15億円(80.5%増)、経常利益16億円(54.1%増)、親会社に帰属する当期純利益10億5000万円(27.4%減)を見込んでいる。

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