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C&FロジHD/4~6月の売上高2.2%増、営業利益18.6%増

2023年08月09日/決算

C&Fロジホールディングスが8月9日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高287億7100万円(前年同期比2.2%増)、営業利益14億2100万円(18.6%増)、経常利益14億7100万円(8.3%増)、親会社に帰属する当期利益9億6700万円(13.2%増)となった。

セグメント別では、TC事業(通過型センター事業)の売上高は184億3300万円(1.8%増)、営業利益は11億5400万円(18.2%増)となった。

コンビニエンスストアや量販店をはじめとする小売店物流は、人流の活発化に伴う売上の回復はみられるものの、広範にわたる値上げの影響など消費へのマイナス要因もあり取扱物量の本格回復までには至らなかった。しかし、コストアップに応じた適正料金の収受、新たな物流業務の獲得及びEC関連物流業務の拡大により収入を確保したことで増収となった。

営業利益は従業員の処遇改善や正社員化促進による労務費の増加はあったものの、燃油単価の高騰が一服したことや、車両の供給体制に起因する買い替えの遅延などが営業原価の上昇を抑制したこと、また新規業務を含めた収益性の高い業務の推進が利益を押し上げたことで、増益となった。

DC事業(保管在庫型物流事業)の売上高は98億4800万円(2.5%増)、営業利益は12億8700万円(0.0%増)となった。営業利益は電力契約変更などにより動力費が減少したものの、処遇改善に伴う労務費の増加が影響した。

既存事業における物流再編の影響による一部減収要因はあったものの、コストアップに応じた適正料金の収受に加え、行動制限の緩和に伴う外食需要の伸長により業務用冷凍食品の物量が回復したこと、また市販用冷凍食品も引き続き堅調に推移したことで増収。

通期は、売上高1153億円(1.7%増)、営業利益34億円(22.8%減)、経常利益35億円(29.1%減)、親会社に帰属する当期利益25億円(18.2%減)を見込んでいる

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