タカセが8月9日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高19億5400万円(前年同期比14.4%減)、営業利益2700万円(72.2%減)、経常利益4800万円(64.9%減)、親会社に帰属する当期純利益3600万円(69.7%減)となった。
セグメント別にみると、総合物流事業においては、収受価格の改定および医療機器製造業免許を活用した顧客の獲得による増収効果はあったものの、前年上期まで続いた海上運賃の高止まりを受けた収受価格上昇の反動減による影響が大きく、売上高は前年同期間と比較して14.7%減の19億3200万円。営業利益は、売上高減少の影響が大きく、79.3%減の1800万円となった。
総合物流事業に対する運送分野を担っている運送事業においては、売上高は一部既存顧客の業務取扱量は増加したものの、主要顧客の業務取扱量減少の影響が大きく3.4%減の7700万円。利益面では、売上高減少に加え、燃料価格高騰や2024年問題に対応したドライバーの賃上げによる影響を受け、前年同期間から300万円減少し、100万円の営業損失となった。
通期は、売上高82億5000万円(7.3%減)、営業利益2億1000万円(29.0%減)、経常利益2億6000万円(30.0%減)、親会社に帰属する当期純利益2億円(28.3%減)を見込んでいる。
日新 決算/4~6月の売上高14.7%増、営業利益は4.7%減