LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ヨコレイ/北海道に物流拠点新設、収容力合計8.7万トン超に

2023年08月10日/物流施設

横浜冷凍(以下、ヨコレイ)は8月10日、北海道河西郡芽室町の芽室東工業団地の既存3センターの近隣に「十勝第四物流センター(仮称)」を新設することを発表した。

<十勝第四物流センター(仮称)>
20230810yokorei 520x314 - ヨコレイ/北海道に物流拠点新設、収容力合計8.7万トン超に

建設地の十勝平野は、北海道東部に位置し日本における農産物の一大産地。また、芽室町は道東自動車道が通り、オホーツク海側から苫小牧への中継地点となる交通アクセスにも優れた立地だ。十勝では乳製品や冷凍食品の取扱いも増え、低温物流ニーズの増大を支えるべく設備の更なる拡大をはかり、既設の3センターを含む4センター合計の収容能力は8万7000トンを超え、道内最大級の低温物流基地となる。

設備面では省力化を推進し、同社グループのベトナムヨコレイ ベンルック物流センター(仮称)に次ぐ同社として国内初の自動倉庫(全自動ラック)を導入した。また、全自動ラック地震対策として減震ラック(揺れを減少させ格納物の落下を低減)、減崩ストッパー(パレットの飛び出しを防止)、感震計(クレーンを一時停止)、ゾーン管理(不安定な商品は揺れの少ない下段へ入庫する様ソフト上で制御)設備を設置した。

省エネ設備としては、同社十勝地区では初の太陽光発電設備およびリチウムイオン蓄電池、その他、省エネ型自然冷媒冷却設備、陽圧空調システム、BEMS等、消費電力を大幅に削減し、災害時のBCP対策も充実させた、「人」に「もの」に「地球」にやさしい次世代型の冷蔵倉庫となっている。

■概要
住所:北海道河西郡芽室町芽室北 1線 9-30
構造・規模:鉄骨造
敷地面積:7739m2(2341坪)
延床面積:5035m2(1523坪)
建築面積:4361m2(1319坪)
収容能力:新設棟(第四物流センター)2万3233t 全自動ラック倉庫(F級):2万2895t 仮置室(F級):338t 既設棟合計(第一~第三物流センター)6万4130t(F級:3万7447t C&F級:8486t C級:1万8197t)
主な設備:全自動ラック倉庫 収容パレット枚数7680PL、全自動ラック地震対策 1.減震ラック2.減崩ストッパー3.感震計4.ゾーン管理、太陽光発電設備(150kW)、リチウムイオン蓄電池(73.7kWh)、省エネ型自然冷媒冷却設備、陽圧空調システム、全館LED照明、BEMS(ビルディング・エナジー・マネージメント・システム)、フードディフェンス対応(入退館・監視カメラシステム)
竣工:2025年4月予定

ヨコレイ/長岡物流センター起工、北信越の冷蔵倉庫収容量アップへ

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース