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シーアールイー/千葉県成田市に1.78万m2の物流施設着工

2023年08月10日/物流施設

シーアールイー(CRE)は8月8日、千葉県成田市において開発を進めている物流施設「ロジスクエア成田」を同日着工したと発表した。

<完成イメージ>
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「ロジスクエア成田」は、着工前に国内大手物流企業と一棟全体の賃貸借が確定しており、このテナント企業の専用センターとして2024年5月の竣工を目指し、建設を進めていくとしている。

開発予定地は、東関東自動車道「成田」ICより約7.2km、「大栄」ICより約6.8km、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「下総」ICより約7.6kmに立地している。

また、成田国際空港の貨物地区の出入口からも約6.0kmの距離に位置しており、東関東自動車道及び圏央道を利用した関東一円への航空貨物の配送拠点としてのニーズを満たす立地になる。

今後、成田国際空港では滑走路の新設及び延伸も計画されており、航空貨物の取扱量の増加も見込まれるとともに、交通利便性の面においては、開発予定地の至近にある「大栄」JCTより「松尾横芝」ICへの圏央道の延伸計画(開発予定地の至近に新たなICの開設も予定)もあり、より一層利便性が高まっていくことが見込まれている。

建物計画は、平屋建ての延べ面積1万7972.74m2(5436.75坪)の物流施設として開発。施設のマスタープランとして、トラックバースを南北両面に配置しており、北側には大型トラック29台が同時接車可能な高床トラックバースを設け、南側は大型庇を設けた低床トラックバースとすることで、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性の高い施設計画となっている。

場内の安全性向上を図るため車両動線はワンウェイとしており、さらに、ドライバーの負担軽減のために10台分の大型トラック待機スペースを計画、通勤利便性向上のために95台分の乗用車駐車場を用意している。

倉庫部分の基本スペックとして、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は 2.5t/㎡、有効高さは5.5m 以上、照度は平均 300 ルクス以上、さらに倉庫内全面に空調を実装することで庫内就業環境の向上に寄与する計画としている。

また、平屋建てとすることで、多層階施設特有の上下間搬送に必要な設備及び荷捌きスペースが不要になることから保管効率の向上にも寄与、さらに両面バースのワンフロアオペレーションにより、上下間搬送に伴う時間的なロスがなく、スピーディーな庫内オペレーションを実現する。

さらに、平屋建ての構造的なメリットを活かし、柱スパンを最大限に確保して、防火区画内の独立柱の大部分を設置しない構造計画を実現することにより、大空間での庫内オペレーションが可能な設計となっている。

環境対策としては、全館 LED 照明、人感センサー、節水型衛生器具を計画するなど、環境や省エネルギーに配慮した施設計画とし、BELS 評価、CASBEE-建築(新築)を取得予定。また、エンバイオ C・エナジー にて太陽光発電システムの導入を予定しており、本物件屋根に設置する太陽光パネルにて発電した自然エネルギーをこの物件において自家消費する計画だ。

■開発プロジェクト概要
施設名称:ロジスクエア成田
所在地:千葉県成田市吉岡
敷地面積:3万1716.38m2(9594.20坪)
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 平屋建て
延ベ面積:1万7972.74m2(5436.75坪)(予定)
着工:2023年8月8日
竣工:2024年5月(予定)
設計施工:ピーエス三菱

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