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AESC/500億円投じ茨城県茨城町にリチウムイオンバッテリー工場

2023年08月30日/生産

日本のリチウムイオンバッテリー大手のAESCは8月29日、2024年3月より次世代バッテリーの量産を開始するAESCのマザー工場となる、茨城工場を竣工したと発表した。

<茨城工場全体イメージ>
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茨城工場は年間6ギガワット時(GWh)の生産能力で、2024年3月の量産開始を予定している。敷地面積が東京ドーム約8個分におよぶ国内最大級のリチウムイオンバッテリーの生産拠点であり、今後は第二・三棟の建設も計画している。従来バッテリーよりエネルギー密度を1.3倍に高め、充電速度を35%短縮した次世代バッテリーを生産し、国内自動車メーカーへ供給していく。

工場は、敷地内への太陽光パネル設置等により、100%再生可能エネルギーで操業するカーボンニュートラルなグリーン工場。また、最新生産設備とAI+IoTを取り入れた制御システムを導入することで、高い生産性を実現している。

同社は現在、6か国で新工場を同時に建設しており、2026年には年間400GWh以上の生産能力に到達することを目標に掲げている。今後もグローバルな潮流にのり、さらなるEVシフトに貢献していくとしている。

■工場概要
生産能力:6 GWh/年*
立地場所:茨城町 (茨城県東茨城郡茨城町中央⼯業団地9-10)
立地面積:約36万m2
延床面積:5万2788.80m2
投資額:約500億円
雇用数:約500人
建設着工:2021年10月
量産開始:2024年3月
*第一棟の稼働開始時の生産能力
第一〜三棟まで拡張した場合の最大生産能力は約20GWh/年

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