成田国際空港は8月31日、7月の成田空港運用状況を発表した。
それによると、国際航空貨物量は、世界的な景気減速や中国経済の回復が遅れていることから 15.8万トン(前年同月比21%減、2019年同月比9%減)となった。
貨物便発着回数は2542回となり、前月と同様に、旅客便の復便が進んだことで旅客機を使用した臨時貨物便が減少したことから前年同月比32%減と下回っているものの、2019年同月比では21%増と、引き続きコロナ禍前を上回る水準となっている。
品目別では、輸出については前年に好調であった半導体等製造装置の反動減により低調に推移した。また、輸入についてもプラスチックや魚介類を中心に低調となったが、7月に急増する鰻の輸入取扱いは、例年並みの盛り上がりが見られた。