自動棚搬送ロボットを提供するGeek+（ギークプラス）は9月12日、自動認識ソリューション大手の東芝テックと共同で、同社が運営する神奈川県の「相模原LaaS（ラース）センター」に、AGVとRFIDを組み合わせた自動棚卸ソリューションを導入したと発表した。
＜AGVとRFIDゲートの組み合わせソリューション＞
従来の棚卸作業では、商品についているバーコードをハンディで1商品ごとにスキャンしており、在庫商品分のバーコードスキャンが必要となっていた。
今回、導入したソリューションはギークプラスのAGVと、東芝テックのウォークスルー型のRFIDゲートを組み合わせたもの。商品が入った保管棚をAGVが持ち上げ、RFIDのリーダーを配置したゲートに搬送し、ゲート内でAGVが回転することで読み取り精度を担保し、読み取り後は保管棚が自動で返り、読み取り結果はシステム内に保持される。
棚卸在庫とデータ在庫が違う場合は、有人でバーコードスキャンを行うが、棚卸オペレーションを無人化することで、人員数や作業時間帯に左右されず棚卸業務を実施でき、有人での棚卸オペレーションと比較して生産性が約50倍向上したという。
＜稼働する自動棚卸ソリューション＞
＜仕組み＞
相模原LaaSセンターは、ギークプラスが運営しており、広さ2000坪の物流現場にEVE90台と新製品PopPickなどを配備している。見学者は、実際の物流作業を体験しながら製品の特長を理解でき、 同センターでは製品導入検討者が、実荷物を預けて生産性を効果検証することも可能となっている。
