西濃運輸は9月12日、環境に配慮した持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環として、神明支店（兵庫県神戸市）の屋根上に太陽光発電設備を設置し、電力の自社利用を始めると発表した。
太陽光発電電力の年間自家使用量は33万2760kwhで、神明支店の消費電力の約34%を発電電力で補うことができ、CO2削減効果は年間148tとなる。また今年度中に、成田支店（千葉県成田市）のほか8店で設置工事を行う予定だ。
＜神明支店の屋根に設置された太陽光発電設備＞
同取り組みでは、自家消費型太陽光発電設備（PPAモデル）を採用。第三者であるPPA事業者が太陽光発電設備の設置・保有・管理運用を行い、発電した電力を神明支店が購入し、同施設内で自家消費する仕組み。自家消費のため購入する発電電力の価格は、現契約の一般電力よりも安価で購入することができるため、年間で約12％の電気代削減効果も見込まれている。
同社は今後も、新築施設やリノベーション（長寿命化工事を行った）施設へ展開し、CO2排出量の削減や、BCP対応の一環として、環境に配慮した持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
