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霞ヶ関キャピタル/賃貸用冷凍自動倉庫でSBSゼンツウと覚書締結

2023年10月02日/物流施設

霞ヶ関キャピタルは10月2日、同社が企画・開発をしている「LOGI FLAG TECH所沢I」において、SBSゼンツウと、冷凍自動倉庫における覚書の締結をしたと発表した。

<「LOGI FLAG TECH所沢I」イメージパース 左:外観、右:自動倉庫部分>
20231002kasumi1 520x149 - 霞ヶ関キャピタル/賃貸用冷凍自動倉庫でSBSゼンツウと覚書締結

覚書により、「LOGI FLAG TECH所沢I」における約半分の容量(パレット)がSBSゼンツウに貸し出される。あわせて、1階の入出荷エリアでおこなわれる貨物の輸送機器への積み込みや荷下ろし、および倉庫やバース等への入庫・出庫作業などの荷役業務もSBSゼンツウに委託される。

同社は、冷凍食品の国内消費量増加による冷凍冷蔵倉庫の需要拡大、2030年のフロン規制を見据え、冷凍冷蔵倉庫を中心に企画・開発をおこなっている。また、冷凍冷蔵倉庫内は‐25℃にも達することもある労働者にとって過酷な環境であることから、労働環境の改善および生産性の向上に取り組む必要がある。

同社はその解決策として第1号案件である「LOGI FLAG TECH 所沢I」をはじめ、青森県八戸市、大阪南港エリア、神奈川県川崎市などで冷凍自動倉庫の開発も進めている。

<「LOGI FLAG TECH所沢I」倉庫内イメージパース>
20231002kasumi2 520x161 - 霞ヶ関キャピタル/賃貸用冷凍自動倉庫でSBSゼンツウと覚書締結

そのような中、竣工まで1年ほどあるが、冷凍自動倉庫内の約半分の容量をSBSゼンツウへ貸し出すこと、および荷役業務に実績のあるSBSゼンツウへ倉庫内の荷役業務を委託することになったもの。

なお、SBSゼンツウは一般貨物、予冷定温輸送および共同配送、個別宅配事業、 各種商品の受発注業務代行および仕入れ販売、貨物の荷受、保管、仕分け、ピッキング、包装、加工作業等、多彩な事業内容を行っている。

今後も同社は、物流業界がドライバーの時間外労働の上限規制により、深刻な人手不足が予測される「2024年問題」などを抱えていることから、不動産という側面だけにとどまらず、物流業界の抱える課題の解決に資する物流施設の開発に積極的に取り組んでいくとしている。

■施設概要
物件名称:LOGI FLAG TECH所沢I
所在地:埼玉県入間郡三芳町竹間沢東15-10
交通:関越自動車道「所沢IC」より約3km
敷地面積:4792.09m2(1449.60坪)※実測
延床面積:9621.97m2(2910.64坪)
竣工予定:2024年 夏秋
建物構造:鉄骨造(一部 鉄骨鉄筋コンクリート造)地上2階建

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