住友倉庫は10月3日、子会社の住友倉庫九州が、福岡市東区箱崎ふ頭にある箱崎埠頭営業所内に新倉庫を建設することを決定し、工事を開始したと発表した。
同社グループは、第五次中期経営計画の事業戦略に基づき、事業基盤となる倉庫への投資を推進している。九州地区においては生産拠点への設備投資の活発化、また、物流業界における「2024 年問題」を背景とした在庫の分散化需要の高まりなどを受け、今後も旺盛な物流需要が見込まれるため、既存施設を解体し、新たな倉庫を建設することとしたもの。
新倉庫は、博多港の国際海上コンテナ貨物の約 9 割を取り扱う香椎パークポート・アイランドシティやJR貨物福岡貨物ターミナル駅に至近であり、かつ、九州自動車道や福岡空港へのアクセスに優れ、国内に限らず、海外との取引における多様な輸送ニーズに応えることができる。また、同倉庫は太陽光発電システムを備えることにより、温室効果ガス排出量の低減を図っている。
同社グループは、これからも物流という社会インフラの提供を通じて豊かで持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
■概要
住所:福岡市東区箱崎ふ頭一丁目8番6号
敷地面積:1万1834m2(約 3580坪)
構造:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)4 階建
延床面積:1万2206m2(約 3692 坪)
着工:2023年10月
竣工:2025年1月(予定)
その他:建築環境総合性能評価システム(CASBEE)Aランク取得(予定)
太陽光発電システム(発電出力:81.6kW)
非常用自家発電設備(72 時間)