トナミホールディングスは10月3日、静岡県富士市でトラック輸送と倉庫事業を展開する山一運輸倉庫の全株式を、同日付で取得したと発表した。
山一運輸倉庫は、富士市の主要産業である製紙関連の物流を主に取り扱っており、トラック整備を中心とした自動車整備事業の子会社も有している。トナミホールディングスは、東名阪エリアの中心地である静岡県での新たなグループ拠点として同社を経営に融合することで、総合的なロジスティクス提案力を強化し、業容の拡大を目指す。
トナミグループは、コーポレート・スローガンを「TONAMI NEW PLAN 2023」とする第22次中期経営計画（2021年4月1日〜2024年3月31日）の取り組みを進めており、新たな社会構造の中で同グループとして新しい経営ステージを目指し、事業の継続的成長に向け「業務資本提携やM&A」の積極的な展開を目指している。
今後は、今回の山一運輸倉庫の連結子会社化を機に、グループインフラの利活用をはじめとする経営資源の連携や情報システムの共有など協業化を進め、生産性の拡大を図ることで、さらなる企業価値の向上に取り組んでいくとしている。
■山一運輸倉庫 会社概要
所在地：静岡県富士市依田橋260-1
事業内容：一般貨物自動車運送事業、倉庫業
資本金：1100万円
直前事業年度の経営成績：売上高約19.5億円
大株主及び持株比率：トナミホールディングス100％
