商船三井は10月4日、同社が推進する、風力と水素を活用したゼロエミッション事業「ウインドハンタープロジェクト」が、東京都の「東京ベイ eSG プロジェクト」令和5年度先行プロジェクトのうち、最先端再生可能エネルギー分野に採択されたと発表した。
<ウインドハンタープロジェクト ~ 風力と水素を活用したゼロエミッション事業 ~>
東京都はベイエリアを舞台に 50年・100年先を見据えて、「自然」と「便利」が融合する持続可能な都市構想を進めている。この事業は、その構想実現に向け、中央防波堤エリアの“陸海空”の広大なフィールドを活用して様々な最先端テクノロジーの社会実装を図り、再生可能エネルギーのイノベーションを生み出す取り組み。
同社は、この事業において、これまでウインドハンターで培った技術を用いて、東京湾や周辺海域で実験船を使って、パートナーと共に再生可能エネルギーである風を使い船上でのグリーン水素生産、水素キャリアとしての船上貯蔵、同キャリアを東京都中央防波堤エリアへの運搬、水素の陸上供給等、水素の利活用を進める。
同社は、「商船三井グループ 環境ビジョン 2.2」に則り2050年までのネットゼロ・エミッション実現を目標に掲げ、持続可能な世界をつくるために、再生可能エネルギー事業やクリーンエネルギーのサプライチェーン構築を推進し、自社のみならず社会からのGHG排出削減にも貢献していくとしている。