川崎汽船は10月16日、同社の子会社が保有するLNG船の海難事故を想定し、大規模事故対応演習を10月12日に実施したと発表した。
保有するLNG船が東京湾浦賀水道にて、この船に急に接近した漁船を避航中に座礁したという想定のもと、本社に事故対策本部を設置し、同社、船舶管理会社と対応を協議、社内外関係者との連携や情報共有の体制を確認し、模擬記者会見を行うまでの一連のプロセスを実施することで緊急対応体制の確認を行った。
今年度もオンラインツールを併用した連絡体制の確認が行われ、事故に関する模擬記者会見も対面とオンラインで同時開催した。会見では記者役から多くの質問がなされ、本番さながらの緊張感のある模擬記者会見となった。
世界的に安全と環境に対する意識が高まる中、大規模事故対応演習により不測の事態に備えると共に、顧客を第一に考え、業界トップクラスの安全で最適なサービスを提供し、社会への貢献を果たすべく引き続き安全運航に取り組んでいくとしている。