鴻池運輸は10月16日、グループ会社でインドに本拠を構える医療関連サービス提供のCarna Medical Database Pvt. Ltd.（カルナメディカル）と、オンライン健康医療相談サービスを提供するYOKUMIRUが、海外滞在中の日本人を対象とした健康と安心に寄与するサービスにおいて、このたび、業務提携基本合意書を締結したと発表した。
この業務提携により、カルナメディカルがインドで展開する健康サポートサービス「Carna Health Support Club」と、YOKUMIRUが展開する日本人医師による海外滞在中の日本人向けオンライン健康医療相談サービスで協力体制を構築し、海外で活躍する日本人の健康医療相談にまつわるさまざまな問題解決に貢献していくとしている。
「インドの医療界の健全な発展に貢献」を理念とするカルナメディカルは、インドに進出する日本企業向けにインドのアポロ病院やアルテミス病院、東京医科歯科大学と連携し、新型コロナウイルス感染症の感染時の対応を支援するサービスとして、2020年に「Carna Health Support Club」を開始した。現在、約40社の日本企業が加入している。
「日本発の安心で世界を満たす」をビジョンとするYOKUMIRUは、世界各地の日本人医師による健康相談を受けられるサービスとして、海外滞在中の日本人向けオンライン健康医療相談サービスを2021年に開始し、現在、主に海外赴任・海外出張・海外旅行中の人々が多く利用している。
カルナメディカルは、インドでの新型コロナウイルス感染症の感染鎮静化に伴い「Carna Health Support Club」のサービス内容の見直しを検討していた。一方、YOKUMIRUは、海外滞在中の日本人向けオンライン健康医療相談サービスを法人向けにも認知向上を図りたい意向で、さまざまな施策を模索していた。このような状況において、海外で活躍する日本人の健康・安心を支援したいという同じ志を持つ両社が、各サービス協働によるシナジー効果創出を期待し、このたび業務提携を実現するに至ったもの。
