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川崎汽船/TNFDフレームワークに基づき情報開示

2023年10月17日/CSR

川崎汽船は10月17日、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)フレームワークに基づく情報開示の一環として同社事業における環境リスクや自然関連の影響を評価、適切な対応の検討を目的としてTNFDが提唱するLEAPアプローチを導入してリスクおよび機会の総合評価行ったと発表した。

LEAPアプローチとは、Locate(自然との接点を発見)Evaluate (自然への依存や影響を評価)Assess(重要なリスクと機会を評価)Prepare (対応・報告の準備)の4つのフェーズで構成される、TNFDが情報開示に向けて提唱した自然関連リスクと機会の管理のための統合的な評価プロセス。

TNFDの正式なフレームワークは、2023年9月に最終版が公開された。同社の生物多様性に関する今回の分析は、正式版発行前のβ版(バージョン0.1~0.4)のフレームワークをベースとしており、ソコテック・サーティフィケーション・ジャパンによる監修のもと、LEAPアプローチを実施、同社の現時点での評価・分析結果と対応策について取りまとめ、開示情報として構成している。

同社グループの事業は、海洋を主とした自然資本に依存する事業であり、気候変動問題のみならず、海洋を中心とした生物多様性保全への取り組みは、同社の事業活動において重要なテーマの一つと捉えている。気候変動と自然資本の包括的な理解のもと、リスク・機会管理の強化を目指し、持続可能な未来の構築に向けて、今後も継続的な評価・分析および情報開示を充実して行くとしている。

■LEAP分析
https://www.kline.co.jp/ja/sustainability/environment/impact_mitigation.html

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