日野自動車は10月18日、国土交通省に小型トラック「デュトロ」等8279台のリコールを届け出た。
不具合の部位は、動力伝達装置(機械式自動変速機制御コンピュータ)
小型ハイブリッドトラックの機械式自動変速機制御コンピュータにおいて、自動クラッチ作動用モータの制御プログラムおよびモータ交換時期の設定が不適切なため、モータが寿命に近い状態の場合、(1)モータチェックに時間が掛かり異常と誤検知して、クラッチ作動を停止し、警告灯が点灯するとともに走行不能となるおそれがある。(2)ギヤを入れて駐車した場合、始動時にクラッチが切れず、エンジン始動不能となるおそれがある。
改善措置は、全車両、制御プログラムを対策プログラムに書き換える。また、当該制御プログラム書き換え後に、モータを交換警報が表示したものから新品に交換する(1回限り)。
現時点で、不具合は(1)が5件、(2)が18件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001635071.pdf