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ESR/GRESBのリアルエステイト評価で3年連続5スター取得

2023年10月31日/物流施設

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ESRは10月31日、2023年度のGRESB(グレスビー Global Real Estate Sustainability Benchmark)リアルエステイト評価において、親会社であるESR グループ・リミテッド(ESRグループ)が運用する日本の物流施設開発ファンド「ジャパン・ロジスティクス・ファンドⅡ」および「ジャパン・ロジスティクス・ファンドⅢ」が、2年連続「アジアインダストリアル」部門のセクターリーダーに選出され、5段階評価の「GRESB レーティング」においては3年連続で最高位「5スター」を取得したと発表した。

GRESBは、世界の不動産資産の環境・社会・ガバナンス(ESG)に関するパフォーマンスを1年毎に測定する評価制度であり、欧州の主要年金基金グループを中心に 2009年に創設された。

GRESB リアルエステイト評価は、個々の不動産を対象とした調査ではなく、不動産会社やREIT、ファンドにおけるサステナビリティへの取り組みを評価することが特徴。2023年は世界で2084の上場・非上場の不動産会社・ファンドが本調査に参加した。「セクターリーダー」は、各地域・物件用途において、総合点が最も高い参加者および、その点差が1点以内の参加者に与えられる称号。

ESRは2014年からこの調査に参加しており、本年はESRグループのポートフォリオの約40%に相当する計45の上場リートおよび私募ファンドが参加した。

本年はESRグループの「ジャパン・ロジスティクス・ファンドⅡ」と「ジャパン・ロジスティクス・ファンドⅢ」に加えて、韓国の「ESR Kendall Square Development(ケンダル・スクエア・デベロップメント)JVⅡ」も2年連続アジアインダストリアル部門のセクターリーダーに選出され、中国の「e-Shang Star Cayman Limited(イーシャン・スター・ケイマン・リミテッド)」はアジアインダストリアル部門の非上場セクターリーダーに初選出された。

また、ESRグループのオーストラリア、中国、インド、インドネシア、韓国、シンガポールと日本の2ファンドを含めた計22のファンドおよび関連会社が5スターを取得している。

ESR は ESG経営戦略の3つの柱である1.Human Centric:「人」を第一にすべてのステークホルダーにとって安全で協力的で多様性を受け入れられる環境の創出 2.Property Portfolio:持続可能でエネルギー効率の高い建物の開発と環境保全 3.Corporate Performance:最高水準のコーポレート・ガバナンスの運営と長期的な成長のために堅調な業績達成、に基づき、2030年までに達成すべき目標や重要課題を特定した「ESG2030 ロードマップ」に沿ってESGへの取組みを推進している。

また、従前よりグリーンエネルギー事業にも力を入れており、グループ全体の太陽光発電規模は現在100MWに拡大していますが、2030年までに太陽光発電規模を 1000MWに達することを目標にしており、今後は物流施設で発電したクリーンエネルギーをデータセンターでも活用できる仕組みを構築し100%オフグリッドな電力供給を目指すなど、責任投資原則(PRI)の署名機関としてサステナビリティ経営のさらなる高度化も進めている。

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