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川崎汽船/4~9月の売上高は5.0%減、営業利益15.7%減

2023年11月02日/決算

川崎汽船が11月2日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高4589億7300万円(前年同期比5.0%減)、営業利益446億5500万円(15.7%減)、経常利益852億8000万円(85.0%減)、親会社に帰属する当期利益631億7800万円(88.8%減)となった。

セグメント別では、製品物流事業の売上高は2646億円(3.9%増)、営業利益798億円(85.1%減)と増収減益だった。

製品物流事業のコンテナ船事業では、ピークシーズンに入っても荷動きの回復に力強さは見られず、新造船竣工が増加したこともあり、短期運賃市況の上昇トレンドは継続しなかった。同社持分法適用関連会社であるONE社では、減便やサービスの合理化を実施し黒字を確保したものの、前年同期比で大幅な減益となった。

物流事業のうち、国内物流・港湾事業では、コンテナターミナルの取扱量が前年同期を下回った。曳船事業の作業数及び倉庫事業の取扱量は堅調に推移した。国際物流事業では、フォワーディング事業における海上及び航空輸送需要の減少傾向が継続し、市況も低迷した。完成車物流事業では、豪州での外来種子付着による検疫不合格輸入車の増加に起因する滞船が深刻化していたが、需要は依然高く陸送取扱台数及び保管台数が増加した。

通期は、売上高9300億円(1.3%減)、営業利益920億円(16.7%増)、経常利益1350億円(80.5%減)、親会社に帰属する当期利益1050億円(84.9%減)を見込んでいる。

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