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鴻池運輸/4~9月の売上高は横ばい、営業利益10.9%増

2023年11月10日/決算

鴻池運輸が11月10日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高1555億4200万円(前年同期比0.0%減)、営業利益81億8000万円(10.9%増)、経常利益87億1200万円(4.6%増)、親会社に帰属する当期利益55億3200万円(7.5%増)となった。

セグメント別では、複合ソリューション事業の売上高は1006億7100万円(7.1%増)、営業利益は83億400万円(16.9%増)となった。

空港関連での国際旅客便の復便や鉄鋼関連における生産請負作業での単価アップ・大口スポット作業の継続獲得、エンジニアリング関連における大型工事の受注、食品プロダクツ関連における猛暑による得意先増産での取扱量の増加や新拠点稼働が寄与した一方で、2022年9月での震災復興作業の終了もあり、増収となった。利益は、燃料価格の更なる高騰や電気料金の高止まり、流通センター倉庫の大規模修繕費の発生はあったものの、増収効果に加え、適正単価の収受及び徹底した業務効率化により収益改善に努めたため増益となった。

国内物流事業の売上高は266億6300万円(2.7%増)、営業利益は15億7600万円(0.5%増)となった。

食品関連(定温)における定温新倉庫の稼働等による取扱量の増加や生活関連におけるガス機器や土産物等の取扱量の増加により、増収となった。利益は、増収効果に加え適正単価の収受及び業務効率化等により収益改善に努めたものの、燃料価格の更なる高騰や電気料金の高止まりもあり、わずかな増益にとどまった。

国際物流事業の売上高は281億9700万円(20.7%減)、営業利益は15億3200万円(17.5%減)となった。

アメリカ・インド・タイ等での倉庫・輸送取扱量の増加があったものの、海上・航空貨物の需要減退や運賃市況の影響が大きく、減収、営業利益は取扱量減少等により減益となった。

通期は、売上高3110億円(0.3%減)、営業利益143億円(8.0%増)、経常利益148億円(3.6%増)、親会社に帰属する当期利益90億円(8.4%増)を見込んでいる。

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