ビーイングホールディングスが11月14日に発表した2023年12月期第3四半期決算によると、売上高190億8500万円(前年同期比13.3%増)、営業利益12億4300万円(55.0%増)、経常利益12億5300万円(54.8%増)、親会社に帰属する四半期純利益7億3300万円(37.2%増)となった。
同社グループは、クリーンエネルギーへの転換、従業員の賃金の見直し、2024年問題に係るドライバーの時間外労働時間の改善を図るとともに、「生活物資に特化した物流への経営資源の集中投資」「関東から全国への展開を見据えた物流基盤の構築」「将来を見据えAI・ITを導入した物流システムの構築」の3つを成長戦略とし、業務に取り組んでいる。
2023年12月期第3四半期連結累計期間には、資源エネルギー価格の高騰やサステナビリティに対応していくため、金沢本社と隣接する金沢SCMセンター、白山第3センターに太陽光パネルを設置し、消費電力の一部をクリーンエネルギーに転換。また、燃料電池小型トラックを新たに導入している。
物流拠点は、業務拡大に伴い3月に「仙台TC」、9月に「長岡日配センター」をそれぞれ移転。4月に「山梨センター」、9月に「八千代配送センター」、「白山村井センター」の計3拠点を新規稼働している。
また、配送業務の合理化を図るため、6月に「成田TC」と「成田低温センター」を閉鎖、センター業務の合理化を図るため、8月に「静岡TC」を閉鎖し、既存の「静岡低温センター」に統合した。
通期は、売上高250億円(8.5%増)、営業利益14億5000万円(11.4%増)、経常利益15億円(9.0%増)、親会社に帰属する当期純利益9億円(3.0%増)を見込んでいる。
ビーイングHD/12月期の売上高14.3%増、営業利益38.0%増