ビーイングホールディングス(HD)が5月15日に発表した2025年12月期第1四半期決算によると、売上高75億5100万円(前年同期比8.9%増)、営業利益5億4500万円(63.8%増)、経常利益5億7000万円(71.3%増)、親会社に帰属する当期純利益3億2900万円(87.5%増)となった。
グループでは、クリーンエネルギーへの転換、従業員の賃金の見直し、2024年問題に係るドライバーの時間外労働時間の改善を図るとともに、「生活物資に特化した物流への経営資源の集中投資」「関東から全国への展開を見据えた物流基盤の構築」「量の拡大と質の変革による長期成長イメージ」の3つを成長戦略としている。
この方針のもと、当期は自社保有の物流センターへの太陽光パネルの設置や、CO2を排出せずに発電された電力の調達を行い、再生可能エネルギーの活用を進めた。
自社開発システム「Jobs」で蓄積した物流センターにおける物流情報とAIによる物量予測を活用し、既存センターの業務見直し、適正人員の配置を進めている。
また、前年稼働拠点や既存拠点で獲得した新規業務が安定稼働しており、既存業務と併せて堅調に事業を拡大。3月には「野田センター」「金沢鞍月センター」を新規稼働させた結果、増益となった。
通期は、売上高333億円(10.3%増)、営業利益25億円(11.4%増)、経常利益25億円(10.7%増)、親会社に帰属する当期純利益15億円(9.1%増)を見込んでいる。
ビーイングHD 決算/12月期の売上高14.6%増、営業利益24.8%増