阪急阪神不動産は12月1日、シンガポールのBoustead Projects、三井物産の100%連結子会社であるMBK Real Estate Asiaと、不動産ファンドのBoustead Real Estate Fundへ共同出資し、シンガポール トゥアス地区の36 Tuas Roadで物流倉庫の開発事業「36 Tuas Roadプロジェクト」を実施すると発表した。
＜完成イメージ＞
＜物件の立地＞
トゥアス地区は、世界最大級の港として開発が進められているトゥアス港や、官庁・企業・商業施設などが集中するCBD（Central Business District）へのアクセスが容易なことに加え、シンガポールとマレーシアの連絡橋であるトゥアス・セカンド・リンクの近くに立地しており、また製造・医薬品関連の企業が集積するなど、シンガポールの物流拠点として高い優位性を持っている。
今回建設する物流倉庫は、敷地面積約2万9900m2、地上5階建て延床面積約5万9800m2で、2025年春頃の竣工を予定。各階の倉庫区画に直接アクセスできるランプウェイを備えるなど、最新の物流オペレーションが可能となる仕様を採用するほか、空調設備の実装し、温度の影響を受けやすい消費財や製品も扱えるようにする。
開発プロジェクトは、設計段階から環境に配慮して推し進めており、断熱性能の高い外壁仕様のほか、高効率な換気システム・空調設備などを採用しており、BCAグリーンマーク2021の最高ランクであるプラチナ認証の取得を目指している。
■「36 Tuas Roadプロジェクト」概要
所在地：シンガポール トゥアス地区 36 Tuas Road
敷地面積：約2万9900m2
階数：地上5階建て
延床面積：約5万9800m2
竣工：2025年春頃
