ダイセーグループのビジュアルテクノロジー、DX研究所、Daisei VEHO Works Inc.、ダイセーSDCCの4社がこのほど業務提携を発表した。
<左から中澤社長(SDCC)、茂木社長(DX)、前田社長(VEHO)、鬼澤社長(VT)>
これにより、物流DXのコンサルティング、基幹システム開発、Webシステム開発から基盤の設置まで一気通貫したソリューションの提供を開始する。
業務提携の特徴は、HPC(ハイパフォーマンスコンピュータ)開発・販売のリーディングカンパニーであるビジュアルテクノロジーが培ってきた量子コンピューティング技術と最新のAI技術を物流DXに活用する点。
また、DX研究所は従業員数200名~300名規模の物流企業に対する物流DXコンサルティング実績があり、これまで大手企業に限られていた物流DXを中小物流企業にも拡充することに成功している。
DX研究所は、ベトナムでWebサイトやアプリケーションのオフショア開発を行うDaisei VEHO Worksとの協力により、これまでにAIによるドライバーのシフト表作成システムや最適な配車を実現する配車管理アプリの開発・導入を行ってきた。ダイセーSDCCは企業の基幹システム開発を専門とし、業務改善を支援する。そして4社の経験とノウハウを集結し、企業規模を問わず柔軟な物流DXソリューションを提供するとしている。
また、共同でのサービス提供のみならず、今後4社は共同採用、研修、出向などを通して人材の流動性を高めていく。業務提携に先立ち、2023年6月にダイセーSDCCの社員がベトナムのDaisei VEHO Worksでの研修に参加し、互いの業務に関する理解を深めた。
ダイセーグループは今回の業務提携を通じ物流効率化という業界の課題に挑戦し、物流会社、荷主企業、ドライバーの3者にとってよりよい社会を目指す。
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