セイノーホールディングスは1月10日、ラストワンマイル戦略での配送ネットワーク強化と機能強化の一環として、ラストワンマイルDXベンチャーであるウィルポートに対し、第三者割当による増資引受と一部株式の取得を実施し、持分法適用会社としたと発表した。
同社は、ラストワンマイル領域においては買い物弱者対策や第2の宅配クライシス等の社会課題解決と業界の効率化や環境に貢献する多様な運び方を提供するために「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム(O.L.P)」の構築を積極的に進めている。
グループ会社のココネットは、買い物弱者支援として食品・日用品の配送「お買い物サービス」や「ご用聞き・見守り」といった地域のコンシェルジュ機能をハーティストと呼ばれるお届けスタッフを通じて全国47都道府県にて提供している。
一方、ウィルポートは狭商圏のラストワンマイル共同配送に特化したノウハウとシステム(PolarisNAVI)を活用した生活支援物流を支えるラストワンマイル配送プラットフォームを構築している。
今回、両社を組み合わせることにより、ドライバーが働きやすい環境の構築と配送効率の向上による環境に配慮した「O.L.P」の取り組みについて全国展開を推進していく。
なお、ウィルポートが手掛けるラストワンマイルDX「PolarisNavi」は、狭商圏共同配送DXを実現し、スムーズに稼働させるために「O.L.P」を構築。配送管理システムや、収益、顧客の管理、荷物とドライバーのマッチング、IoT宅配ボックスなど、多彩なソリューションを実装しラストワンマイルを飛躍的に変化させる。伝票発行システムをベースに、荷物、届け先の情報などをデータ化。さらに配送するドライバーの情報、最適な配送ルートの検索などを組み合わせて一元管理できるラストワンマイル配送に最適化されたシステム。
■会社概要
名称:ウィルポート
本社所在地:東京都中央区勝どき4-6-2 パークタワー勝どきミッド 408
事業内容:Polaris Navi開発、生活支援物流事業、受託物流事業、宅配BOX事業
設立:2015年6月22日