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東ソー物流、コーウン・マリン/七尾港へ自発的な海上災害輸送を実施

2024年01月15日/3PL・物流企業

東ソーグループ(東ソー、東ソー物流、コーウン・マリン)は1月13日、能登半島地震により、大きな被害を受けている被災地への救援物資を海上輸送することを1月5日に決定し、国土交通省海事局、港湾局と調整を行い、12日七尾港にて物資の陸揚げを行ったと発表した。

<七尾港での物資の陸揚げの様子>
20240115toso - 東ソー物流、コーウン・マリン/七尾港へ自発的な海上災害輸送を実施

<特殊タンク船「東駿丸」>
20240115toso2 - 東ソー物流、コーウン・マリン/七尾港へ自発的な海上災害輸送を実施

同災害については、初の民間事業者による船舶災害輸送となった。現地へは特殊タンク船「東駿丸」(499t)を派遣し、1月5日山口県新南陽にてペットボトル飲料水150箱をはじめ、紙オムツ、お尻拭き、生理用品、簡易トイレ、食料など339箱を積み込み、8日に同港を出港した。

その後、10日福井県三国港を経由して12日石川県七尾港に着岸、救援物資の陸揚げを行った。陸揚げでは、七尾市をはじめ、佐川急便、七尾海陸運送、また福井運輸支局長の呼び掛けにより、同支局職員、福井県内のトラック事業者である北陸トラック運送、ラニイ福井貨物が陸上荷揚げの支援に駆け付け、総勢40名近い協力体制で実施された。

現地には、茶谷義隆七尾市長も駆け付け、行政、物流各社による複合的な支援により、物資輸送を完了した。

今後、救援物資は七尾市役所の集積会場にて仕分けを行い、被災者へ配給される予定となっている。

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