日野自動車は1月26日、フォークリフト、建設機械用エンジンの国内排出ガス認証不正について調査を委託した特別調査委員会より報告書を受領し、それを受けて豊田自動織機に自動車用ディーゼルエンジンの開発を委託していた日野自動車(日野)は豊田自動織機より報告を受けたと発表した。
調査の結果、日野が認証申請手続き用に豊田自動織機に委託した自動車用ディーゼルエンジン1機種の出力試験において、違反行為があったことが判明。出力試験時に、量産用とは異なるソフトを使ったECUを用いてエンジンの出力性能を測定し、測定する数値が安定するようにバラつきを抑えて報告する行為が行われていた。該当するエンジンが搭載された車両は、日本2車種、日本以外1車種となる。
日野は該当エンジンが搭載された車両について出荷を一旦停止することを決定した。今後、当局に丁寧に説明を行い、速やかに、立会試験などの適切な対応を進めていくとしている。