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シーネット/SBSロジコムの映像一発検索システム事例公開

2024年01月30日/IT・機器

シーネットは1月30日、SBSロジコムでのEMS 映像一発検索ソリューション「GAZOQS」とクラウド型監視カメラ「GAZOCL」の導入事例を公開した。

<SBSロジコムの田玉氏(右)と下村氏>
20240130cnet - シーネット/SBSロジコムの映像一発検索システム事例公開

導入は、シーネットコネクトサービスと連携して進めた。

SBSロジコムNRC支店では、CDやDVDなどの音楽映像コンテンツを取り扱い、特典購入者が増加する中、出荷品質に重点を置いた作業を行っている。しかしながら、月20件ほどの商品不足に関する問い合わせに対して客観的な情報提供が難しいという課題が存在していた。

この課題に対処すべく、機能性と拡張性に優れたクラウド型の「作業映像一発検索システムGAZOQS」と「クラウド型監視カメラ GAZOCL」を導入。その結果、作業品質の向上が証明され、荷主の満足度が向上。問い合わせ対応時間も 90%以上短縮され、再送コストがゼロになるなど、数々の効果が現れた。

導入前は、月20件の問い合わせに1件あたり30~60分かかり、曖昧な情報しか提供できず、スタッフが納得性を持って作業ができない課題があった。導入後は原因調査にかかる時間が2~3分に短縮され、映像を通じて客観的な事実を提出できるようになった。自社の作業品質は150PPMから5PPMに向上し、ミスの発生原因の分析を行い、スタッフの意識改革が進み、作業精度の向上が見込まれている。

導入前の課題には、「出荷後の問い合わせ対応時、顧客に客観的な事実を提供できない」、「自社の作業品質を把握し、納得性のある作業をしたい」、「問い合わせ対応の原因調査にかかる時間を短縮したい」、「ミスの実際の発生率とその原因を特定し、改善策を講じたい」等があった。

主な効果には、「映像により、作業ミスは 60万件中わずか2件!高い作業品質が証明され、荷主様の満足度が向上。スタッフのモチベーションも向上した」、「問合せ対応時間が90%以上短縮!2人で30分~1時間かかった原因調査が、映像検索でわずか2~3分に!スタッフの負担が軽減」、「ミスの発生原因の分析を行い、改善策を実施。映像により、スタッフの意識改革が実現!」がある。

SBSロジコムの田玉 直行氏と下村 幸一氏は「 カメラシステムは、作業の品質向上や効率化だけでなく、顧客との信頼関係の強化やスタッフの教育にいたるまで、多方面に活躍している。このような結果を受け、先日カメラを追加した。今後は、まずこの建屋の中でも展開できると思いますし、他の支店でも使ってもらいたいと思う」、「作業効率向上は永遠の課題ではあるが、AI時代が到来し、近い将来、画像解析を利用した検品なども期待できると思っている。こういった人的負荷を軽減できるようなシステムには積極的な投資を検討したいと考えている」とコメントしている。

SBSロジコムでは、今後も業務プロセスの効率化向上と出荷ミスの最小化に向けて積極的な取り組みを行っていく計画。シーネットでは、これらの重要な課題に対処すべく、カメラシステムの機能向上や、持続可能な提案とサポートを行っていく予定だ。

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