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SBS即配サポート/宅配ボックス活用の非対面型交換配送実証実験

2024年01月30日/IT・機器

SBS即配サポートは1月30日、エアークローゼット、三菱商事、パナソニック ハウジングソリューションズとともに、宅配ボックスを活用した非対面型交換配送の実証実験を2月1日より開始すると発表した。

<宅配に関する課題と非対面型の交換配送のメリット>
20240130sbs1 - SBS即配サポート/宅配ボックス活用の非対面型交換配送実証実験

<『e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)』>
20240130sbs2 - SBS即配サポート/宅配ボックス活用の非対面型交換配送実証実験

実証実験では、エアークローゼットが運営する月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」で、レンタルする洋服の受取と返却作業を同時かつ宅配ボックスを活用した非対面形式で行う「非対面型交換配送」を検証する。1都3県を中心としたラストワンマイル配送サービスに強みを持つ同社は、この実証実験において、集荷および宅配ボックスを設置している戸建て住宅に向けた配送部分を担う。

働き方改革関連法の改正により輸送のリソース不足が懸念される「物流 2024 年問題」において、同社は「従業員エンゲージメント向上施策」を策定し、ドライバー雇用の拡大と待遇向上を2023年度より開始。会社で負担する「免許取得支援制度」で、普通免許の取得はもちろんの事、準中型・中型・大型へのステップアップも可能になった。ドライバーの人材確保と定着率向上のため、労働環境の改善にも努めている。

実証実験の狙いのひとつは、非対面配送の実現による再配達件数の削減。即配事業を事業の柱としている同社は、再配達削減に積極的に取り組むことにより、配送の効率化やドライバーの労働時間短縮および確保が期待できる。

今回の実証実験で4社連携を取りながら、「物流 2024年問題」への対策に取り組むとともにインフラ・物流サービスの安定化や、コスト面での解決を実現し、物流業界全体の持続可能な発展に貢献するとしている。

■実証実験の概要
対象:戸建て住宅30世帯(1都3県で募集)
目的:レンタルサービスにおける、宅配ボックスを活用した個人宅での非対面型の配達・返送の同時実施による効果検証
検証方法:「airCloset」サービス利用者の個人宅に「スマリサービス」に対応した戸建住宅向け宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)」を設置し、実際に非対面型の交換配送を体験してもらい、利便性等を比較・検証する
検証期間:2024年2月1日~2月29日

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