リンコーコーポレーションが2月9日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高99億6500万円(前年同期比2.2%減)、営業利益1億7800万円(25.7%減)、経常利益3億1300万円(32.1%減)、親会社に帰属する四半期純利益3億9600万円(30.0%減)となった。
運輸部門の売上高は73億2900万円(7.2%減)、営業損益は5700万円の損失(前年同四半期は1億5200万円の利益)だった。
同部門の貨物取扱数量は、一般貨物、コンテナ貨物ともに減少し、411万7000トン(4.9%減)となった。
港湾運送事業は、主要貨物の素材原料を中心にした需要の減少、取引先の工場の定期修繕の長期化の影響で、取扱数量が伸び悩んだ。
フォワーディング事業は、海上コンテナ運賃の市況が落ち着いた影響を受け、同事業の収受するコンテナ運賃の水準も低下した状況が続き、売上高が減収となった。
利益面では、物価上昇に伴う下払費や人件費の増加などにより減益となった。
通期は、売上高130億円(3.3%減)、営業利益1億5000万円(28.2%減)、経常利益2億5000万円(41.6%減)、親会社に帰属する当期純利益3億円(56.1%減)を見込んでいる。