日本コンセプトが2月13日に発表した2023年12月期決算によると、売上高172億9200万円(前年同期比25.1%減)、営業利益33億400万円(32.4%減)、経常利益34億9500万円(25.8%減)、親会社に帰属する当期純利益24億3100万円(25.4%減)となった。
同期は、高騰していた海上運賃の低下を受けて売上高が前年を下回るも、タンクコンテナの特色を生かした貨物の保管業務や、タンクコンテナ輸送に附帯する加温業務等によって売上高が順調に推移した。
加えて、物流の2024年問題が迫るなか、モーダルシフトの活用や、全国8か所の支店を生かしたSTOCK&DELIVERYによる長距離輸送方法の変更提案を推進することで、従来の国内輸送形態からの新規案件獲得に注力した。
さらに、ケミカルタンカーからタンクコンテナによる輸送モードへの切り換えへの推進を徹底し、営業を強化。また、海上運賃の低下による売上原価の低減や円安による為替差益の計上も収益向上に寄与した。
次期は、売上高190億8900万円(10.4%増)、営業利益30億7100万円(7.1%減)、経常利益30億2700万円(13.4%減)、親会社に帰属する当期純利益20億6600万円(15.0%減)を見込んでいる。
日本コンセプト 決算/1~6月の売上高3.7%減、営業利益25.0%減