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JR貨物/1月の鉄道コンテナ輸送量1.1%増

2024年02月15日/調査・統計

JR貨物が2月14日に発表した1月分の輸送動向によると、輸送実績はコンテナが132万6000トン(前年同月比1.1%増)、車扱が80万2000トン(5.1%減)で、合計212万9000トン(1.3%減)となった。

元日に発生した2024年能登半島地震により、一部顧客において生産設備被災に伴う生産活動停止の影響が生じたものの、前年は強い冬型の気圧配置による減送が大きく、コンテナは前年を上回った。一方、車扱は石油等が減送となったため、輸送実績合計は前年を下回った。

コンテナは、食料工業品が、清涼飲料水やビール類が堅調に推移したほか、一部顧客における鉄道シフトの動きもあり、前年を上回った。また、積合せ貨物は、宅配便取扱量が減少傾向にあるものの、2024年問題等を背景とするドライバー不足に伴う鉄道シフトにより増送となった。

一方、化学薬品は、一部顧客における輸送終了や需要低迷に伴う生産減により荷動きが低調となったほか、エコ関連物資は、一部顧客の処理計画変更により前年を下回った。コンテナ全体では前年比1.1%増だった。

車扱は、石油が暖冬傾向により灯油及び重油を中心に需要低調となり、車扱全体では前年比5.1%減となった。

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