鈴与は3月5日、静岡大学発のスタートアップ企業でバイオマテリアルトランスフォーメーション事業を創造・推進するS-Bridgesに出資したと発表した。
2023年11月に行ったS-Bridgesへの出資により、同社グループでアグリ事業を手掛ける鈴与商事を中心に、農業におけるタンパク質抽出後の残滓活用、販売提携等の分野での連携が期待される。
同社は出資を通じ、S-Bridgesが進める茶葉・茶殻を含む食品からタンパク質及び繊維を抽出する技術の事業化を支援すると同時に、地域産業の支援や地域活性化に貢献していくとしている。
なお、S-Bridgesは、茶葉・茶殻などを含む食品からタンパク質及び繊維を抽出する技術の事業化に取り組んでいる。同社が推進するバイオマテリアルトランスフォーメーションは、茶葉・茶殻等を利用してタンパク質及び繊維等を抽出する技術を活用することで、今後到来するといわれているタンパク質危機への対応や農業・食品関連企業におけるサステナビリティ向上が期待される。
また、同社は静岡大学発スタートアップ企業として、静岡県内の事業会社と静岡大学の持つ技術を掛け合わせ、静岡発の様々なビジネスの創出を目指している。
■概要
会社名:S-Bridges(静岡大学発のスタートアップ企業)
設立:2022年2月17日
資本金:1億1805万円
事業内容:茶葉の未利用成分の抽出・分離濃縮技術を活用した製品開発、販売
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