SGムービングは4月1日、リネットジャパンリサイクルと共同で取り組む自治体公認の大型家電回収サービスについて、3月に茨城県古河市、群馬県下仁田町、千葉県野田市、福井県小浜市、福岡県赤村の5自治体と新たに「連携と協力に関する協定」を締結したと発表した。
SGムービングは、家電リサイクル法に則った円滑な家電リサイクル回収をサポートするサービス「SG-ARK」を、またリネットジャパンリサイクルは、環境省・経済産業省から小型家電リサイクル法に基づく許認可を取得し、宅配便を活用して小型家電製品を回収・リサイクルするサービスを、それぞれ展開している。
使用済みとなった家電製品は、家電リサイクル法・小型家電リサイクル法により適切な処分方法が定められているが、テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの大型の家電製品は「家の中から運び出すのが難しい」、「リサイクル券の事前購入など排出時に手間がかかる」、「正しい排出方法が分からない」といったことを背景に、無許可業者による回収や不法投棄が課題となっている。
両社は、こうした課題に対応するため、自治体と協定を締結し、自治体公認の回収サービスを行政サービスの一環として提供している。サービスは、自治体のホームページや広報誌等を通じて住民に案内される。
両社と協定を結んだ自治体は、これで111自治体(人口換算で822万人)となった。両社では、今後も自治体との連携を通じて、正しいリサイクルの促進を図ることで、持続可能な循環型社会の実現に寄与していくとしている。