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プロロジス/堺市東区で3.7万m2のBTS型物流施設開発

2024年04月09日/物流施設

プロロジスは4月9日、堺市東区でBTS型物流施設「プロロジスパーク堺」を開発すると発表した。

<「プロロジスパーク堺」完成イメージ>
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施設規模は地上4階建て延床面積約3万7000m2を想定。2025年中の着工を見込み、2024年4月から敷地の造成工事と入居企業の募集を開始する。

<開発予定地の位置図>
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開発予定地は大阪市内の南側20km地点に位置し、阪神高速道路「堺IC」から6km、阪和自動車道「松原IC」から5kmと近接しているほか、主要地方道路の大阪府道2号(大阪中央環状線)まで2分、国道309号まで4分でアクセス可能。

広域アクセスのための主要幹線道路が集中し、大阪市内へ30分、神戸市中心部、京都市中心部や近畿各府県まで1時間で到達できる。

加えて、大阪港や関西国際空港(約40分)からのアクセスも良好で、陸・海・空いずれの運送拠点としても対応が可能。また、南大阪エリアでは希少な内陸部に立地しているため、高い防災性も備えている。

同社が関西で運営中のプロロジスパーク19棟の中で、30分圏内の人口が最も多い人口集積地に開発されるため、消費地への配送や施設内の雇用確保にも優位性があり、周辺には製造業を中心とする企業が立地し、サプライヤーの門前倉庫としての需要も見込んでいる。

現時点での施設規模は、約1万7400m2の敷地に地上4階建て延床面積3万7000m2程度を想定しているが、入居企業の要望に応じて計画を決定するとしており、冷凍冷蔵倉庫や製造業への対応として、耐荷重の増強や天井クレーン設置等の対応、外構部の有効利用など、入居企業の物流ニーズに合わせて柔軟に対応する予定だ。

また、ESG推進・環境負荷低減への取り組みとして、倉庫内に通常のLED照明比で電力使用量を半減できる高天井用センサー付きスマートLED照明(プロロジス共同開発)の採用や、施設屋根面に太陽光発電設備の設置を検討している。

そのほか、防災やBCP(事業継続計画)の一環として、緊急地震速報システムや、災害用無線機「ハザードトーク」の導入を計画している。

■「プロロジスパーク堺」計画概要
開発地:堺市東区石原町
計画敷地面積:約1万7400m2(約5300坪)
計画延床面積:約3万7000m2(約1万1200坪)
構造:地上4階建て(予定)
着工予定:2025年中
竣工予定:2027年中

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