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ファンケル/「送料無料」表示を見直し、2024年問題に対応

2024年04月16日/3PL・物流企業

化粧品・健康食品のメーカー、ファンケルは4月16日、通販サイト、会報誌、広告などで「送料無料」表示を見直すと発表した。物流の2024年問題に対応したもので、今後「送料はファンケル負担」もしくは「送料当社負担」という表示に切り替える。

<「送料無料」表示見直し(イメージ)>
0416fancel - ファンケル/「送料無料」表示を見直し、2024年問題に対応

同社は通信販売による注文が年間で約700万件ある。これまでも配送業者と連携し顧客に製品を届けてきたが、2023年12月19日の消費者庁による販売事業者への自主的な対応の要請を受け、「送料無料」表示を見直すこととした。

このほか、4月18日から6月30日までの期間限定で、配送回数削減による環境負荷低減とドライバーへの負担軽減を目的に、2つの取り組みを実施する。

1つは、再配達削減を目的とした「置き配」の推進。同サービスを選択して注文した顧客に対し10ポイントを付与する。1ポイント=1円として、支払い金額(税込・送料除く)から値引きするというサービスだ。

2つ目は、複数回の注文をまとめて配送する「おまとめ配送」の推奨。定期便を利用している顧客が別製品を注文するとき、定期便と一緒に配送すると、1回あたり通常30ポイントのところ、60ポイントを付与する。

「重要な社会インフラとなっている物流を持続させていくための取り組み」とし、今後も荷主企業の責任を果たすため、物流課題解消へ積極的に取り組んでいくとしている。

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