自動車駆動系部品メーカーのエクセディは4月26日、物流・製造現場で使用されるハンドリフトに後付け可能な電動アシストユニットを開発したと発表した。
同製品は、をくだ屋技研「キャッチパレットトラック」の一部品番に対応しており、同社から5月1日に発売される。
手元のスイッチを押しながらパレットトラックを動かすだけで、アシスト力を自動で制御することができ、アシスト力は積荷の重さに合わせて6段階に調整が可能。
非常停止スイッチ、急加速検知機能、速度超過検知機能、補助ブレーキ、異常/故障検知機能など、安全性を高めるための機能を多数搭載している。
エクセディでは、電動化の技術や知見を自動車以外の分野に活用することを目指し、約10年前からモータやインバータ、またそれらを利用したシステムの技術開発を行っている。
開発メンバーが日々の業務で感じていた、「荷物を運ぶ」ことの負担を軽減できないかという思いから、電動アシスト製品の開発をスタート。
開発初期はごく少人数で原理試作機を設計・試作し、実機での評価や社内実証をしながら改良を重ね、このたび「搬送作業を楽に、安全に」といった思いに共感したをくだ屋技研から製品のリリースが決定した。
今後は、第2弾としてかご台車やカートの運搬をアシストする「電動アシストタガー」の製品化を目指しており、開発を進めている。
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