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エレコム/サプライチェーン効率化に「chemSHERPA」対応

2024年05月17日/SCM・経営

エレコムは5月17日、第二次産業の企業を対象に仕様を固定したケーブル製品がサプライチェーン全体で適正に管理できる共通のスキーム「chemSHERPA(ケムシェルパ)Ver.2.09.00」の対応を開始したと発表した。

「chemSHERPA」により、これら製品に含有されている化学物質の情報がサプライチェーン全体に共有されるため、製品の管理・運用面において効率化を図ることが可能となる。

「chemSHRPA」とは、2015年に経済産業省が製品含有化学物質の情報の伝達書式やルールを共通化・標準化することを目的に開発し、公開した情報伝達共有スキーム。「chemSHRPA」を使用することで、製品に含有される化学物質を管理し、安全の確保を大前提としたサプライチェーンにおけるビジネスリスクやコストを低減することができる。

通常、第二次産業の企業では、使用する製品の部材の品質や仕様などを細かく定めて厳格に管理している。また、採用する部材の安全性だけではなく、供給期間に関する条件も重要視されている。そのため、製品導入検討時には、品質や仕様に関して問い合わせすることも多く、ビジネスリスクの観点からも「chemSHERPA」に対応した製品が選定されている。

今回対応を開始した製品は、UL規格(アメリカ保険業者安全試験所)を取得し、長期にわたり安定した供給が可能な産業機器向けのケーブル。高い品質と安全性を兼ね備えているため産業機器向けのデータケーブルとしての使用に最適としている。主な製品には、HDMIケーブル、LANケーブル、SATAケーブル、USBケーブルがある。

同社では「chemSHERPA」を活用し、製品に含有されている化学物質の情報をサプライチェーン全体に対して共有することで、管理の効率化を図っていくとしている。

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