デンソー、アスクル、エレコム、タカラスタンダード、三井倉庫ロジスティクス、安田運輸、大和ハウス工業は7月6日、荷物を積載する荷台(コンテナ)部分を脱着できるスワップボディコンテナを用いた幹線中継輸送サービス「SLOC(Shuttle Line Of Communication)」の実証実験を7月10日から14日まで、静岡県浜松市と埼玉県坂戸市を中継地点とし、関東・関西間にて実施すると発表した。
運送協力企業は、アートバンライン、遠州トラック、高伸物流、トランコム、フジトランスポート、優輪商事。
この実証では、ドライバーが行う輸送作業と荷物の積み降ろしなどの荷役作業を切り分け、荷主が荷役作業を行う「荷役分離」や、異業種による複数の荷物を同じコンテナに積載する「混載輸送」も行う。
主な検証項目は、「1日6便(関西発3便/日、関東発3便/日)を運行し、事前に合意したスケジュール通りに運行できるかの検証」、「中継地点に複数台のコンテナが置かれた場合でも、ドライバーが間違えずに脱着できるオペレーションの確認と課題の検証」、「スマートフォンとQRコードを活用したコンテナ管理システムの利便性確認」、「複数荷主の貨物を混載輸送した場合の役割分担や責任区分の確認と課題の検証」としている。
参加企業の役割は、荷主がアスクル、エレコム、タカラスタンダード、三井倉庫ロジスティクス。荷主および混載作業が、安田運輸。中継地点(マルチテナント物流施設「DPL坂戸Ⅱ」)提供が、大和ハウス工業。コーディネータ―(運行スケジュール立案など実証実験取りまとめ)がデンソーとなる。