川崎汽船は5月23日、船員の能力管理システム「COMPETENCY MANAGEMENT SYSTEM」について、同社グループの船舶管理会社である K MARINE SHIP MANAGEMENT 、“K” Line Ship Management (Singapore)、“K” Line LNG Shipping(UK)の3社が日本海事協会の認証を取得したと発表した。システム導入により、今後各社の管理船舶船上で使用できるようになる。
<初回監査後の集合写真>
このシステムは、同社グループの船員の知識向上を促進するため導入されたもの。「船上および陸上でのキャリアアップに必要な能力の明確化」「国籍に関係なく平等な機会を提供」「適切な人材を適切なポジションに適切な時期へ配置」の3点を目的に設計された。
<MACKの ログイン画面>
システムは3社用にスタマイズ設計されたデジタル船舶管理プラットフォーム「MACK/KONeCT」上で運営。船員や陸上スタッフは、これを経由して船上や陸上からオンラインで各自のトレーニング要件にアクセスできる。
各職位の能力要件や、要件を達成するためのトレーニングと評価のガイドラインほか、陸上研修、乗船中のトレーニング、乗船中のシニア職員による指導、評価、コンピュータベースの学習など、さまざまなトレーニングが含まれている。