商船三井は5月24日、グループ会社のMOL LNG輸送とMOL Tankship Managementが管理する船舶2隻が、海上気象観測通報優良船として気象庁長官表彰を受賞したと発表した。
海上気象の観測・通報により気象業務の発展に貢献してきたことが評価されたもの。
<受賞したESSHU MARU(左)とSUZUKASAN>
海上の気象観測データ収集は困難なため、気象庁をはじめとする世界中の気象機関は、航行中の船舶から提供された気象観測データを基に天気図などの気象データを作成している。
また作成された気象データは、日々の海陸の天気予報に役立てるだけでなく、温暖化や気象変動の監視・研究など、広く地球規模で活用されている。
気象庁は、毎年6月1日の気象記念日に、海上気象の通報者を対象に「国土交通大臣表彰」「気象庁長官表彰」を授与。同社グループ管理船は2016年から9年連続で表彰を受けている。