日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は5月24日、改善基準告示の改正に伴い4月1日に適用が開始された「自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限規制」に関するトラックドライバーへの意識調査結果を公表した。
調査は、トラックドライバーの時間外労働960時間規制に関する意識や影響について理解を目的として、関西圏の運送事業者3社のトラックドライバー51名を対象に、3月26日~31日にかけて実施した。
回答では、改善基準告示の改正について認識しているドライバーは全体の78%で、22%のドライバーは認識していなかった。
また、1か月あたりの上限である80時間を上回る時間外労働を、回答者の27%が行っていた。
規制による不安としては、「収入減少」や「業務の忙しさ」に対する不安が特に多かった。一方で、規制による期待としては「労働環境の改善」と「余暇の時間の増加」に対する期待が多くの層で共通して見られた。
■詳細な内容はトラックニュース参照
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